人事問題情報交換会

平成26年09月01日
一般社団法人日本コンピュ−タシステム販売店協会
人材育成委員会 委員長 小川 仁司
今年の人事情報交換会は、人事関係の様々な環境変化をふまえて関心の高いテーマを3つ選択し、「グローバル企業の人材育成と評価制度」、「高齢者雇用と障碍者雇用の対応」、「就職協定変更後の新卒採用戦略」の3グループに分かれ、各パネラーが事例を通じてプレゼンを行い、質疑応答が活発に行われた。会員会社から40名以上が参加して、その後の懇親会でも情報交換が行われ盛況に終了した。
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日時 平成26年08月29日 15:00〜19:00
開催場所 関東ITソフトウェア健康保険組合「市ヶ谷健保会館」
東京都新宿区市谷仲之町4-39
http://www.its-kenpo.or.jp/fuzoku/restaurant/alfaro/index.html
表 題 「グローバル企業の人材育成、就労形態、評価制度」
「新しい高齢者雇用の対策、及び障碍者雇用の解決策」
「就職協定による解禁日変更後の新卒者採用戦略」
講 師 日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 執行役員人事統括本部長 有賀 誠氏 他3名
内 容 4.テーマ
(1)グローバル企業の人材育成、就労形態、評価制度について
コーディネータ:野村正紀氏(リコー・ヒューマン・クリエイツ株式会社 人材開発事業部 教育研究センター 所長)
内容:グローバル時代の今、海外進出、外国人の採用等が必要になってきている。外国人を雇用し、一緒に仕事をする上で必要になることは何かを考察する。
・日本人を海外赴任させる
・外国人を日本で雇用する
・留学生を海外で勤務させる
外資企業と日本企業の違いを浮き彫りにする。

基調報告「グローバル企業HPの人事制度」
日本ヒューレット・パッカード株式会社 取締役 執行役員人事統括本部長 有賀 誠氏
内容:ヒューレット・パッカード社(HP)は、世界170ヶ国に28万人の社員を擁するグローバル企業です。同社は世界共通の人事制度・システムを有し、人種・国籍・性別・宗教等による差別が一切ない組織文化を構築しています。創業当初よりHP Wayという企業価値観を掲げ、ビジネスの発展と人を大切にする姿勢の両立を目指してきました。5000人の社員を抱える日本HPでも、この基本的な枠組みは同様です。そして勿論、その中でも、日本の法環境や労働慣行にしっかり対応をしています。2014年には経済産業省ダイバーシティー企業100選にも選定された同社の、フレキシブルな働き方や人事戦略を紹介致します。

(2) 新しい高齢者雇用の対策、及び障碍者雇用の解決策について
コーディネータ:梅山勉氏(日本事務器株式会社 取締役人事部長)
内容:障碍者、高齢者等の雇用については、人事担当者にとり切実なテーマです。今回は、
?将来に向けての高齢者継続雇用制度の設計上の注意点
?障碍者雇用に関する新たな試み
の2点について、情報収集を行う。

?基調報告「高齢者雇用の事例について」
総合事務所ブレイン 代表理事 北村 庄吾氏
社会保険労務士 ファイナンシャルプランナー
内容:高齢者継続雇用制度のルール作成に際しての注意点、法令上のチェックポイントなどを具体的な事例とともに学ぶ。将来的な年金支給年齢の引き上げ、給付金の動向がこの制度に与える影響などを併せて考察します。

?基調報告「障碍者雇用の事例について」
株式会社エスプールプラス 取締役 和田 一紀氏
内容:障碍者の雇用については、法定雇用率の引き上げ、公的機関からの指導・改善命令、CSRなど企業にとっても重大なテーマの1つです。障碍者雇用の1例として、農園を利用して障碍者を雇用する新たな仕組みを提案する企業が存在します。そのアイデアについて、運営企業から直接お話を聴く機会を設けました。

(3)就職協定による解禁日変更後の新卒者採用戦略について
コーディネータ:藤川 茂氏(ピー・シー・エー株式会社 人事部長)
内容:経団連による「採用選考による指針」において就職活動の解禁日が、これまでの12月から3月に繰り下げられました。この変更が次期採用活動にどのような影響を及ぼすかを、ゲストと共に考察するとともに意見交換の場を設定しました。
・新卒採用の年間スケジュールはどう変化するか
・採用コストは増えるか
・インターンシップは必ず必要か
・インターンシップの良い例、悪い例

基調報告「就職活動解禁日変更後の新卒者採用戦略について」
株式会社マイナビ HRリサーチセンター長 栗田 卓也氏

参加者は原則各社2名以内。各グループごとの参加者は15名以内とします。
*申込み多数の場合は、1名/1社で調整させて頂く場合がありますので、予めご了承下さい。