日時 | 平成30年05月30日 15:20〜18:30 |
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開催場所 |
帝国ホテル 本館3階「孔雀東の間」千代田区内幸町1-1-1 TEL:03-3504-1111 http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/access_map/direction.html |
表 題 | 「量子コンピュータが人工知能を加速する」
~量子コンピュータの原理と人工知能の将来像~ |
講 師 | 東北大学大学院 情報科学研究科 応用情報科学専攻 准教授 大関 真之氏 |
内 容 | 講師紹介: 東北大学大学院情報科学研究科応用情報科学専攻の准教授。株式会社ハカルスのチーフ科学アドバイザーも務める。量子アニーリングと呼ばれる計算技術を駆使した新規計算基盤のデザイン、いわゆるディープラーニングをはじめとした機械学習の理論、応用の研究に従事する。東京工業大学で学部、修士課程、博士課程と長くに渡り、儲けとは無縁な基礎的な学問である理論物理学の研究を進める一方で、駿台予備学校非常勤講師として活躍。その後、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻助教、ローマ大学物理学科研究員を経て現職。 大学に引きこもることを良しとせず、普段はどこにいるかわからないほど飛び回り、多くの研究者、企業と共同研究を推進する。近著に『機械学習入門-ボルツマン機械学習から深層学習まで-(オーム社)』『ベイズ推定入門-モデル選択からベイズ的最適化まで-(オーム社)』『量子コンピュータが人工知能を加速する(日経BP/共著)』『先生、それって量子の仕業ですか?(小学館)』がある。平成28年度文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。 講演概要: 量子アニーリングという技術をご存知だろうか? 明日の予定について悩むなら、コンピュータに任せたい。 そういった人間を悩ます最適化問題を非常に高速に正確に解くための新技術だ。 避難経路の最適化から物流コストの低減、さらには未来の予測を行う人工知能にまでその応用範囲は非常に広い。 本講演では、超伝導量子ビットによって実現した、理論上の産物から実際に動く量子コンピュータとして突如頭角を現した量子アニーリングを紹介する。実際に利用する様子を示して、来たる未来について予感していただきたい。 |