電子商取引の推進

電子商取引(EDI)の必要性

  • PC関連流通業界の各企業は、競争激化による低価格化の進行により、継続的な業務効率化の取り組み等、収益性向上を目的としたコスト削減努力を求められています。一方で、インターネットの普及等、情報化の進展による顧客を含めた事業構造変化への対応が求められています。
  • 卸・小売企業としては、サプライチェーン全体を効率化することで、コスト削減、スピードアップ、サービス向上等競争力の強化を図っていくことが必要です。このような現状に対応していくためには、業界全体へのEDIの普及が必要です。

拡大への取り組み

  • EDI化に関しては、企業毎に仕様が異なることによる個別対応が必要であること、EDI導入のコストが高いことが、特に中小企業におけるEDI拡大の妨げとなっています。
  • これを解消することを目的として、1999年7月日本情報処理開発協会(JISDEC)の旧産業情報化推進センター(現電子商取引推進センター)は、業界有志企業の協力を得て小型コンピュータ取引標準メッセージ「HWSW 」を策定しました。
  • また、この標準メッセージ「HWSW」に準拠したオープンなEDIプラットフォームサービスとしては、現在「UTRAD(ユートラッド)」というサービスが提供されています。

電子商取引の動向

  • インターネット環境の普及やシステム構築費用の低廉化により、従来に比べてEDI化が容易な環境が整いつつあります。今後は、コスト削減・効率化といった従来の目的に加えて、新たなビジネスを創造するための一つのツールとして必要になるものと考えられます。EDIに関する情報は下記を参照下さい。