株式会社アスク

JCSSAだから聞ける業界最新情報と、
 取引先エグゼクティブに直接出会える強み

株式会社アスク 代表取締役  武藤 和彦 様
株式会社アスク 法人事業本部エンタープライズ営業部部長 田川 竜司 様

インタビュアー:JCSSAコミュニティ委員会委員
株式会社庚伸 代表取締役 宮澤 敏
トレンドマイクロ株式会社 営業推進部長 佐藤 弥生
(訪問日:2023年9月14日)


JCSSAコミュニティ委員会がリレー形式で新規会員企業を紹介する「会員インタビュー」。第五回目は、コンポーネントからPC、ワークステーション、サーバー、クラウドサービスまで幅広い製品を取り扱うテクノロジーディストリビュータの株式会社アスクの武藤社長と田川部長にお話をお伺いしました。
PCに組み込むグラフィックボードの販売から事業を開始され、近年はマイニングブームなどの背景もあり、売上を大きく伸ばすなど、事業拡大をすすめておられるアスク様に、JCSSAご入会の経緯や、JCSSAに対する期待などを伺いました。


<インタビュー目次>
フルサービス・ディストリビュータ・カンパニーとして、法人や量販店に幅広い商品を提供
取引先のエグゼクティブとの会話が増える。豊富なセミナーや業界情報も魅力


フルサービス・ディストリビュータ・カンパニーとして、
法人や量販店向けに幅広い商品を提供

■JCSSA:本日はお時間をいただき、ありがとうございます。まずは、貴社の創業の経緯を教えて頂けますか?
■アスク(写真左):当社はATI Technologyの商品を取り扱い、PCに組み込むグラフィックボードの販売からスタートした会社です。当時はDOS/VからWindowsに切り替わる転換期で、当時は半導体商社やPCのパーツ販売店が、コンシューマ向けの事業を進めていました。しかし当社はコンシューマ事業と法人事業の二つの事業部門を作り、双方に注力してきました。
 
現在、当社は海外に4か所の拠点を展開、150社のベンダーと代理店契約を結んでおり、私たちは、フルサービス・ディストリビュータ・カンパニーとして「チャネル、ソリューション & コンポーネント、コンサルティング & サポート、メディア&エンタープライズ」を事業領域として活動しています。
■JCSSA:では、貴社の強みについてお聞かせいただけますか?
■アスク 武藤氏:創業当時は、九十九電機様などの専門店や量販店、コンシューマ製品を扱う企業様向けに販売チャネルを開拓しました。グラフィックボードの納入先は、現在も多くのメーカーや法人様で、継続的にお取引をさせていただいております。
特に、法人事業部は、製造業やメディア・エンターテインメント業など、エンタープライズ向けに販売している専門的な製品を含め、多岐にわたる製品を提供している点が強みです。
また、韓国、香港には子会社があり、台湾、米国では支社として拠点展開しています。特に支社ではベンダーとの交渉を含めて、最新の商品情報を入手し、日本のお客様に提供し、プロの目利きとしてお客様にご活用いただいています。
■JCSSA:逆に貴社が現在抱えている課題などはございますか?
■アスク 田川氏:人材確保ですね。会社の認知度など特に若い方には知られていないため、20代社員のリクルーティングには苦労しています。

■JCSSA:今後の展開についてお聞かせいただけますか?
■アスク 武藤氏:創業当時からの想いとして、B to B(対法人)とB to B to C(量販店、専門店など)の売上比率が2対1であるのを、近い将来には1対1にしていきたいと考えています。

 

取引先のエグゼクティブとの会話が増える。
豊富なセミナーや業界情報も魅力

■JCSSA:JCSSAへの入会の経緯についてお聞かせいただけますか?

■アスク 田川氏(写真左):入会は2020年、レノボ様からのご紹介があり入会しました。半導体の業界には他にも協会がありますが、売上100億を超える企業は少なく、横の情報共有がほとんどありません。また、競争も激しく足並みが揃うことはありませんでした。そのような折に、JCSSAをご紹介いただきました。

■JCSSA:JCSSAに入会して良かったことをお聞かせください。
■アスク 田川氏:JCSSA会員には取引先様が多く入会されていて、日頃コミュニケーションの機会がほとんど無かった取引先エグゼクティブの方たちとの会話の機会が増えました。
協会内には様々な企業の方がおられ、名刺交換だけでなく、多様な企業の新商品など、最新の業界動向の情報が入手できます。
また多くのセミナー等学ぶ機会が豊富に準備され、参加できなくてもアーカイブで視聴ができるなど工夫がされています。
アライアンスビジネス交流会などは、新しい情報や取り組みが次々に出てきており、非常に活性化している協会という印象を持っています。

■JCSSA:今後のJCSSAへの期待をお聞かせいただけますか?
■アスク 武藤氏:アジア研修には興味がありました。私はイスラエル商工会議所関西本部の理事を担当していることから、訪問先の選定にイスラエルを候補として挙げさせて頂くのも面白いですね。
JCSSAでのコミュニケーションの機会を活かし、販売提携や技術提携を進めるうえで、もう少し事業内容や地域に絞った少人数の分科会などがあると、さらにコミュニケーションを取りやすくなり、より良くなると思います。
■JCSSA:現在は大阪や北海道でビジネス交流会もテスト的にスタートし、オンライン活用により地方の参加者もが増えてきました。いろいろなアイデアをありがとうございます。

■JCSSA:最後にJCSSAへの加入を検討されている企業様へ、一言メッセージをお願いします。
■アスク 武藤氏:何といっても、取引先のエグゼクティブに直接お会いできるのがJCSSAの最大の特長だと思います。自社や限られたメンバーだけで集められる情報には限界があります。協会のWEBサイトや各委員会による勉強会も事業に役立つ内容が多く、とても有意義な協会だと思っています。

■JCSSA:本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂戴しありがとうございました。