アーク株式会社 業務管理統括部 取締役 斉藤 一也様
インタビュアー:JCSSAコミュニティ委員会委員
株式会社 大塚商会 MM戦略推進部MM戦略企画1課 参事 丸山 義夫
(訪問日:2025年1月17日)
JCSSAコミュニティ委員会がリレー形式で新規会員企業を紹介する「会員インタビュー」。第八回目となる今回は、パーソナルコンピュータのライフサイクルを支え続けて30年、『キラリ・存在感のあるサービスを通じて、社会に貢献し続けます。』を企業理念に掲げるアーク株式会社をご紹介します。
今回は、業務管理統括部 取締役 斉藤 一也様に、JCSSAの活動を社内に広げ、活用している取り組みについてお話を伺いました。
<インタビュー目次>
・JCSSAの活動を通して社内活性化を進めたい!
・お膳立てをすれば社員は動く!、そしてフィードバックも必ずセットで実施
■JCSSA:本日はお時間をいただきありがとうございます。最初に、貴社のご紹介をしていただけますでしょうか?
■斉藤氏:平素はウチダエスコ向けに各メーカー様、ディストリビュータ様、ご販売店様におかれましては、ご活用賜り厚く御礼申し上げます。弊社はウチダエスコのバックヤードを担う子会社となります。私どもアークはウチダエスコを通じて各メーカー様のPCのセンドバック修理や製品の事前検証のインスぺクション及びキッティング作業、そしてユーザー企業様のLCM(Life Cycle Management)サービスご提供と、大規模キッティングセンターの運営を主体としています。(ESCO船橋-BaySite)
同社は民間企業様向け、文教市場様向けのICT活用を支える重要な役割を果たしています。
社員数は約70名、業務委託を含めると約200名が就業し、月間約6万台の大規模キッティング業務を手がけており、①Windows11需要と②GIGAスクール需要に対しても「増床とリニューアル」を整備強化してきましたので万全の体制で活動して参ります。
■JCSSA:広大な敷地の事務所ですが、従業員の皆さんはどう過ごされていますか?
■斉藤氏:従来の物流センターとは異なる環境を整えています。一般的に物流センターは幹線道路沿いにあり、駅から遠いことが多いですが、当社のオフィスは駅から徒歩10分以内と好立地です。また、MFLP船橋はテナント共有のラウンジや屋上のリフレッシュコーナー、ジムや保育所などを設け、社員が快適に過ごせる環境が提供されています。さらに、ゆったりとした会議室を整備し、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
(三井不動産 MFLP船橋Ⅱ内、2,620坪を占有)
■JCSSA:入会のきっかけとなったのは何でしたか?
■斉藤氏:弊社のキッティング・リペア事業は、どうしても社内に意識が向きがちです。品質向上を意識する一方で、他社との比較やベンチマーク意識が薄く、IT情報の収集も十分ではありませんでした。
他社の取り組みを知り、危機感を持ち、課題解決につなげるために、JCSSAの活動を活用しようと考えたのが入会のきっかけです
■JCSSA:入会するにあたり、何かご苦労されたことはございますか?
■斉藤氏:入会には取締役会での承認が必要で、年会費のコストも考慮する必要がありました。そのため、以下のようなメリットを具体的に説明をしております。
①ベンチマーク意識の向上 ②IT情報の収集 ③危機感の共有 ④改善意識の醸成
また、新人向け研修や人事・総務部門向け交流会など、会員企業の社員が参加しやすい企画があることも強調しました。特に、コロナ禍でのオンラインセミナーは短時間で参加しやすく、実会員企業の社長や役員が講師を務めるセミナーも有益でした。
結果として、情報収集と人事交流の受け皿として活用できると判断され、承認を得ることができました。
■JCSSA:入会後の取り組みに関して教えて頂けますか?。
■斉藤氏:入会しただけでは社内は動きませんし、活用できません。そこで、社内向けにJCSSAの説明会を実施しました。先ずはメールマガジンの登録の仕方やセミナー・イベントの申し込み方法をわかりやすく説明しました。JCSSAの事を、より理解してもらうため、ホームページ内の見方も詳細に説明し、どんな団体なのか・会員はどんな企業なのか・推奨している資格はあるのか?等を社内で展開しています。又、社内では「目標管理シート」を運用していて、その中のアクション項目の選択肢の1つとしてJCSSAのセミナー・イベントに参加する事を評価に入れています。そしてフィードバックとして社内アンケートも実施しています。アンケート結果も共有する事で更に課題意識や参加意欲も上がると思います。
■JCSSA:最後に今後のJCSSAに期待することは何ですか?
■斉藤氏::中小企業向けのセミナー企画を増やしてほしいです。例えば、オートパイロットやAI分野のセミナー、最新ITトレンドの現場向け勉強会などがあると、多くの会員企業の社員が参加しやすくなると思います。
また、企業規模別のセミナーやイベントを企画してもらえると、より実践的な学びが得られます。人事交流会も年に1回ではなく、回数を増やしていただけると助かります。JCSSAの活動を通じ、アーク株式会社は社内活性化と社員のスキル向上に取り組んでいます。今後の発展にも期待したいと思います!